『高所作業車運転講習を受ける予定があるけれど、学科試験で点数を取れるか心配』
『学科試験の過去問があれば、ぜひ参考にしたい』
高所作業車運転の試験は、落ちる人はほとんどいないテストです。
仮に点数が足らなくても、再試験のチャンスがあるためです。
でも、わざわざ面倒な試験を二回も受けたくありませんよね。
そこで本記事では、技能講習の学科試験の過去問題集をネタバレしていきます。
この記事を読むことで、学科試験に一発で合格することができて、余計な手間をかけることを避けることができます。
高所作業車運転技能講習の学科試験とは?
自動車免許の有無によって、何日目に行われるのか異なってきます。
・自動車免許がない方⇒3日間の講習の2日目
・自動車免許を持っている方⇒2日間の講習の初日
高所作業車運転技能講習では、まずはじめに講義形式の座学を受けることになります。
テキストが配られて、それに沿って講義が進んでいく形です。
8時間の座学が終わると、最後に学科試験があります。
テストの形式は、マークシート形式になります。
問題文を読んで、4つの選択肢の中から正しいものをひとつを選ぶ必要があります。
合格点は教習場によって異なりますが、6割以上を合格点とすることが多いです。
【高所作業車運転技能講習】学科試験の過去問ネタバレ!
出題率が高い内容にしぼってお伝えしていきます。
講義中に眠ってしまった人は、こちらの内容をしっかり記憶しておくだけで、合格する可能性を高めることが可能です。
作業半径について
作業半径の定義について、知識を問われます。
旋回中心(せんかいちゅうしん)から作業床内面最先端部(さぎょうしょうないめんさいせんたんぶ)までの水平距離のコト
作業半径についての問題が出題されたら、「水平距離」が頭に浮かぶようにしておきましょう。
アウトリガインターロック装置について
インターロック装置の役割についての知識が問われます。
運転者がジャッキセットを忘れて、ブームを作動することを防止する役目がある
アウトリガインターロック装置について出題されたら、「ブームの作動防止」といったキーワードが出てくると良いです。
特別教育の記録について
特別教育を受講した記録の保管年数について、知識が問われます。
事業者が特別教育を行ったときは、受講者・科目等の記録を作成して、3年間保管しておく必要がある
「3年間」が穴埋め問題と出題されますので、この数字をしっかり覚えておきましょう。
自主点検の期間について
事業者が高所作業車運転の点検をする期間について、知識が問われます。
事業者は、1年以内ごとに1回、定期的に自主点検を行う必要がある
「1年につき最低1回」の点検が必要となることさえ覚えておけばOKです。
ナットを締め付けるときの力の用語について
ナットの締め付けの力に関する用語が出題されます。
ナットをスパナで締め付けるときに、ナットにかかる力のことを力のモーメントといいます
難しいことは考えなくて、シンプルに「力のモーメント」といった用語を丸暗記していきましょう。
高所作業車に用いられているエンジンについて
原動機に使われているエンジンが何か知識として問われます。
高所作業車の原動機に使われているエンジンは、ディーゼルエンジンになります
最も出題されやすい用語のひとつですので、しっかり覚えていきましょう。
ブーム型高所作業車の種類について
次の3つのタイプの作業者の用語が出題されます。
ブーム型高所作業車には、伸縮型・屈折型・混合型の3つがあります
覚えにくい用語ですが、テキストの写真を見たりするなどして記憶していくと、スムーズに頭に入っていきます。
アウトリガーのセットの方法
アウトリガーとは、高所作業車を地面に固定するための足のことを指しまして、セットの方法についての知識が問われます。
アウトリガーは、全てのタイヤが浮くようにセットする
車体の水平と安定を保つために、全てのタイヤが浮くようにセットする必要があることを覚えておきましょう。
実技試験の方が難易度は高い
高所作業車運転講習では、学科試験よりも実技試験の方が難しく感じる人が多いです。
学科試験では、点数が足らなくても再試験のチャンスがあります。
教習所によっては、合格点を取れるまで追試を実施してもらえます。
一方で実試験の場合は、あまりにも素質がないと判断されると、不合格となることがあります。
教習所としても、無理矢理に合格させた受講者が、仕事でスグに事故を起こしてしまうことを避けたいためです。
必ず全員合格させる形になると、教習所が存在する意味がなくなってしまうため、不合格となるケースもあるといえます。
真面目に受講さえすれば簡単に合格
不合格となるケースも存在するとお伝えしましたが、本当に全く向いていない人を除けば、簡単に合格できる試験です。
学科試験では、講師が出題する場所をピンポイントで教えてくれるので、真面目に受講していれば1回で合格できます。
また実技試験においても、試験本番までに3回以上の練習する機会があるので、落ち着いて取り組めば大丈夫です。
このページを読んでいるくらいに、心の準備ができている方であれば、必ず合格できますよ。
まとめ
本ページでは、高所作業車運転講習の学科試験について、過去問のネタバレをしてきました。
全く新しい知識を頭に入れる必要がありますが、講師が出題する場所をピンポイントで教えてくれるので、真面目に受講していれば合格点はとれます。
実技試験においても、高所作業車の運転に慣れる機会は十分にあるので、初めての方でもスムーズに合格できますよ。