・「高所作業車運転の技能講習を控えているけれど、試験に落ちないか心配」
・「実際の合格率はどのくらい?」
・「試験に落ちる人はいるの?」
高所作業車運転技能講習は、高所作業車を運転するために、必ず取る必要がある資格です。
試験の難易度としては、国家資格の中においては、とても簡単なものになります。
実際の合格率としては、99%くらいでして、本当にごくまれに落ちる人がいます。
本ページでは、高所作業車運転の講習を控えている方に対して、試験の合格率から落ちる人の特徴までお伝えしていきます。
この記事を読むことで、試験に一発で合格する方法がわかります。
高所作業車運転の試験の合格率は99%!
大前提として、高所作業車運転の試験は、受講者を「合格させるのを基本」とした試験です。
実際の高確率としては、99%以上になります。
なぜなら、たった2~3日の試験だけでは、高所作業者に向いているか判断できないためです。
あくまでも、実際の仕事を通してコツコツと技術を身につけていくものです。
なので、真面目にやっていれば試験に落ちる心配をする必要はありません。
世の中には、一定数を必ず不合格にする試験がありますが、全員を合格させるのを目的としています。
高所作業車運転試験の学科試験と実技試験の内容は?
高所作業車技能に合格するためには、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
以下から、それぞれの試験内容についてくわしくお伝えしていきます。
学科試験
試験の形式はマークシート形式です。
試験問題をよく読んで、4つの選択肢の中から、正しいものをひとつ選び出す必要があります。
教習所によって取るべき点数は異なりますが、6割以上が合格ラインとなります。
なお、注意する点としては、次の3つの科目において、それぞれ4割以上の点数を取る必要があることです。
- 装置の扱いおよび取り扱いの方法に関する知識
- 関係法令
- 運転に必要な一般的な事項に関する知識
どれかひとつでも4割以上取れていないと、他の科目が満点でも不合格となります。
難易度としては、講義をしっかり聞いて出題されるポイントをしっかりメモしておけば、比較的簡単なテストになります。
講師によっては、本当にピンポイントでテストで出題される場所を教えてくれるので、眠らないで受講することが最も大切になります。
学科試験でカンニングはできるの?
勉強が苦手な人で、カンニングをして試験を乗り切ろうとする方がいらっしゃいます。
試験で習う知識は、はじめて見聞きするものばかりなので、カンニングしたい気持ちはよくわかります。
ですが、試験会場ではカンニング対策として、隣の人と試験問題が異なることがあります。
教習所によっては、数種類の試験問題を用意しているのです。
カンニングはできない可能性が高いので、講義をしっかり聞いて知識を記憶していきましょう。
実技試験
高所作業車運転の実技試験は、とてもシンプルです。
高いところにある吊り線(メッセン)に洗濯バサミがついているので、それを高所作業車を使って、実際に取り外しをするものです。
なお、洗濯バサミは2ヶ所についていて、制限時間は6分になります。
注意点としては、アームを動かす順番を間違えないことと、移動するときは「〇〇ヨシ!」としっかり合図することです。
点数のつけ方としては、減点方式であるので、小さなミスがたくさんあると再試験の可能性もでてきます。
高所作業車運転の実技試験について、内容がとても分かりやすいYoutube動画がありましたので、時間が許せばご確認ください。
【高所作業車運転技能講習の実技試験の様子】▽▽
高所作業車運転の試験に落ちた人の特徴
合格率は99%を超えていますが、落ちる人も一定数いて、次の特徴があります。
- スマホの使用
- 遅刻・欠席
- 態度が悪すぎる
- 緊張しすぎる
以下から、それぞれの特徴を解説していきます。
スマホの使用
講習のあいだは、残念ながらスマホを使用することができません。
特に学科試験は、とても退屈な内容なので、スマホを使用してしまう人がたくさんいます。
1、2回であれば口頭での注意ですみますが、何度も繰り返し使い続けると、その場で不合格を言い渡されます。
どうしても必要なときに、こっそり触るくらいにしておくことで、不合格になるのを避けることができます。
遅刻・欠席
教習場によっては、朝の8時に講習が開始することもあります。
なので、普段の仕事の開始時間が遅めの方は、遅刻に注意してください。
どの程度までの遅刻が許さるかは、講師によって判断が異なります。
10分から15分程度であれば、見逃されることもありますが、30分以上の遅刻となると教室に入れてもらえない可能性もでてきます。
受講態度が悪すぎる
教習所の講師に試験に落ちる人の特徴について尋ねたところ、最も多いパターンが「受講態度が悪い」ことでした。
スマホを触ったり、居眠りをしたり、私語が多すぎると、他の受講者に迷惑となるためです。
基本的には、皆が真面目に受講する雰囲気ですので、受講態度を良くしておきましょう。
受講態度が悪いことが原因で、最初から不合格が言い渡されることはないので、一度口頭で注意を受けたら気を引き締めていきましょう。
緊張しすぎる人
実技試験では、ひとりひとり試験を受けることになるので、本番で焦りすぎてしまう人がいます。
多少のミスは見逃してもらえますが、決められた動きができなかったり、危険な運転をしてしまうと点数が足らなくなり再試験となります。
実技試験の本番の前では、当日の受講者の人数や会場にもよりますが、最低でも3回は練習する機会があります。
そこで、しっかり手順を頭に入れておくことで、本番で緊張からのど忘れを防ぐことができます。
まとめ
本ページでは、高所作業車運転の試験について、試験の合格率から落ちる人の特徴までお伝えしてきました。
真面目に受講していれば、合格率は99%を超えるものなので、特別に心配することはありません。
落ちる人の特徴は、試験の点数が足りない人でなくて、受講態度が悪いことです。