酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習 PR

酸欠・硫化水素作業主任者の難易度は?落ちる人の特徴と合格のコツ

心肺蘇生の訓練人形を囲む作業服の受講者
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  • 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の試験は難しいのか知りたい
  • 会社から取るように言われたけれど、落ちたらどうしようと不安
  • 勉強が苦手でも一発で合格できるのか知りたい

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者は、下水道や汚水槽、タンクの内部などで作業するときに必要になる国家資格です。

講習を受けたあとに修了試験があり、合格しなければ資格は取れません。そのため「試験は難しいのか」「落ちる人はいるのか」が気になる方も多いと思います。

本ページでは、試験の難易度をほかの技能講習と比べながら解説し、科目ごとのつまずきやすいポイント、落ちる人に多い特徴、講習3日間の流れ、一発で合格するための勉強法までまとめて紹介します。

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の試験の難易度

結論から言うと、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の試験は、講習をきちんと聞いていれば合格できる難易度です。

修了試験は、講習で説明された内容から出題されます。講師が「ここは大事です」と強調したところが、そのまま問題になることも多いです。

ただし、国家資格である以上、合格点に届かなければ不合格になります。「講習を受ければ誰でももらえる資格」ではない点は、知っておきましょう。

合格率は公表されていない

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の修了試験について、国や講習機関がまとまった合格率を公表しているわけではありません。

インターネット上には「合格率は○%」と書かれた記事もありますが、根拠がはっきりしないものがほとんどです。数字をうのみにして油断するよりも、「講習の内容から出題される試験なので、講習に集中すれば合格できる」と考えておくのが確実です。

ほかの技能講習との比較

現場でよく受講される技能講習と比べると、酸欠・硫化水素の講習は、日数が長く、実技もある分だけ覚えることが多い部類に入ります。

講習 日数 実技 覚える量
有機溶剤作業主任者 2日 なし やや多い
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 2日 なし 多い
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者 3日 あり 多い
玉掛け(1t以上) 3日 あり 普通

※実技は、酸欠・硫化水素が救急そ生と濃度測定、玉掛けが玉掛け作業です。日数は一般的な目安で、講習機関や受講者の資格によって変わります。覚える量は当サイトの目安です。

酸欠・硫化水素の講習は、医学(症状や救急そ生)、化学(ガスの性質)、法令と、扱う分野が幅広いのが特徴です。どれか1つが極端に難しいわけではありませんが、分野が多い分、聞き逃した部分がそのまま失点になりやすいと言えます。

科目別の難易度とつまずきやすいポイント

学科の修了試験は4つの科目から出題されます。それぞれのつまずきやすいポイントを確認しておきましょう。

科目 難易度 つまずきやすいポイント
酸素欠乏症、硫化水素中毒及び救急そ生 ★★☆ 酸素濃度ごとの症状、心肺蘇生の回数や深さ
発生の原因及び防止措置 ★★★ 原因と場所の組み合わせ、換気・測定のルール
保護具 ★☆☆ 防毒マスクと空気呼吸器の使い分け
関係法令 ★★☆ 未満・以下の違い、記録の保存期間、作業主任者の職務

酸素欠乏症・硫化水素中毒・救急そ生(★★☆)

酸素濃度が何%になるとどんな症状が出るのか、硫化水素はどんな性質のガスなのか、心肺蘇生はどう行うのかが問われます。

「6%以下ではひと呼吸で昏倒する」「硫化水素は高濃度で嗅覚がまひする」「胸骨圧迫は1分間に100〜120回」など、数字と結びついた知識が多いので、数字を正確に覚えることがポイントです。

発生の原因及び防止措置(★★★)

もっとも講習時間が長く、出題数も多くなりやすい科目です。

鉄のさび、穀物の呼吸、微生物の働き、不活性ガスなど、酸素欠乏が起きる原因はさまざまです。「なぜその場所で酸欠になるのか」を理屈で理解しておかないと、選択肢の言い回しが変わったときに対応できません。

保護具(★☆☆)

「酸素欠乏の場所では、防毒マスクや防じんマスクは使えない」という大原則を押さえれば、多くの問題に答えられます。4科目の中では、もっとも点数を取りやすい科目です。

関係法令(★★☆)

酸素欠乏等の定義(酸素18%未満、硫化水素10ppm超)、測定記録の保存期間(3年)、人員点検のタイミングなど、条文の数字がそのまま問われます。

内容そのものは難しくありませんが、なじみのない言葉が多いため、後回しにすると4割を下回ってしまう危険がある科目です。

試験が難しいと感じやすい3つの理由

「講習を聞けば合格できる」と言われる一方で、難しいと感じる受講者がいるのも事実です。その理由は主に3つあります。

覚える数字が多い

酸素濃度18%未満、硫化水素濃度10ppm、測定記録の保存期間3年、胸骨圧迫は1分間に100〜120回など、正確に覚えなければいけない数字がたくさん出てきます。

「未満」と「以下」、「超える」と「以上」の違いをついたひっかけ問題も出るため、なんとなくの記憶では点数を落とします。

化学や医学の用語が出てくる

硫化水素の性質や、酸素濃度ごとの症状、救急そ生の手順など、普段の現場作業ではなじみのない内容が多く出てきます。

言葉の意味をその場で理解しておかないと、講習の後半でついていけなくなります。

講習時間が長く、集中力が続かない

学科は2日間ほどかけて行われるため、後半になるほど集中力が落ちてきます。

ところが、関係法令のように点数を落としやすい科目が後半に回ることもあります。疲れてきた時間帯こそ、意識して講義を聞くことが大切です。

修了試験の形式と合格基準

学科試験

学科試験は、4つの選択肢から1つを選ぶマークシートの択一式が一般的です。テキストやノートの持ち込みはできません。

合格するには、一般的に科目ごとに4割以上、全体で6割以上の得点が必要です。1科目でも4割を下回ると不合格になるので、苦手科目を作らないことが大切です。

実技試験

実技では、以下の2つを確認されます。

■救急そ生の方法:心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)とAEDの使い方
■酸素及び硫化水素の濃度の測定方法:測定器の点検と使い方

実技は、講師の説明どおりに手順を踏めれば合格できる内容です。講習で何度か練習する時間があるので、その場で手順を体に覚えさせましょう。

講習3日間の流れ(一例)

講習の日程は講習機関によって異なりますが、東京の講習機関では、学科2日間と実技1日の3日間で行う例があります。大まかな流れは以下のとおりです。

日程 内容
1日目 学科講習(酸素欠乏症・硫化水素中毒、発生の原因と防止措置など)
2日目 学科講習(保護具、関係法令など)、学科の修了試験
3日目 実技講習(救急そ生、濃度の測定)、実技の修了試験

学科の修了試験は、講習の最後にまとめて行われることが多いです。1日目に習った内容を2日目の試験まで覚えておく必要があるので、1日目の夜に軽く見直しておくと安心です。

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の試験に落ちる人の特徴

試験に落ちてしまう人には、共通する特徴があります。

講習中に居眠りをしてしまう

学科講習は長時間の座学なので、眠くなってしまう人が少なくありません。

しかし、講師が試験に出るポイントを説明している時間に寝てしまうと、その分がそのまま失点につながります。前日はしっかり睡眠をとって講習に臨みましょう。

苦手な科目を捨ててしまう

得意な科目で点数を稼げば大丈夫、と考えるのは危険です。

1科目でも4割を下回ると、合計点が足りていても不合格になります。とくに関係法令は後回しにされやすいので注意が必要です。

問題文を最後まで読まない

「誤っているものを選べ」という問題で、正しい選択肢を選んでしまうミスはとても多いです。

知っている内容が出てきたときほど、問題文を読み飛ばしがちです。問題文の「正しいもの」「誤っているもの」に線を引いてから選択肢を読むクセをつけましょう。

マークシートの記入ミス

解答欄が1つずれたまま最後までマークしてしまうと、大量に失点します。

時間には余裕があるので、マークする位置を確認しながら解き、最後に見直す時間をとりましょう。

実技の手順を覚えていない

実技では、心肺蘇生やAEDの使い方、測定器の使い方を実際に行います。

講習で見ただけで満足せず、手順を自分の言葉で説明できるくらいまで覚えておくと安心です。

不合格になった場合はどうなる?

不合格になった場合の扱いは、講習機関によって異なります。

追試験を受けられる講習機関もあれば、もう一度講習を受け直す必要がある講習機関もあります。受け直しになると、受講料と3日間の日程がもう一度かかってしまいます。

会社の費用で受講している場合は、仕事の段取りにも影響します。不安な方は、申し込みの前に講習機関の案内で追試験の有無を確認しておきましょう。

一発で合格するための勉強法

最後に、一発で合格するための勉強法を、講習の前・講習中・試験の直前に分けて紹介します。

講習の前:過去問を1回解いておく

講習の前に過去問を1回解いておくと、講習中に「これは試験に出たところだ」とわかるようになります。

聞くべきポイントがわかっていると、長い講習でも集中力を保ちやすくなります。全部正解する必要はなく、どんな問題が出るのかを知っておくだけで十分です。

講習中:講師が強調したところに印をつける

講師が「ここは大事」「よく出る」と言ったところには、テキストに印をつけておきましょう。

数字が出てきたら、テキストの余白やノートの1か所にまとめて書いておくと、試験前の見直しが楽になります。

試験の直前:数字と定番ルールを見直す

試験前の休憩時間には、まとめておいた数字と、以下のような定番ルールを見直しましょう。

■酸素欠乏は18%未満、硫化水素は10ppmを超えると危険
■測定記録は3年間保存
■換気に純酸素は使わない
■酸欠の場所では防毒マスク・防じんマスクは使えない
■救助に入るときは救助者も空気呼吸器を着ける

よくある質問

勉強しないで受けても合格できますか?

講習を集中して聞けば合格できる人が多い試験ですが、何もせずに受けて落ちてしまう人もいます。講習前に過去問を1回解き、試験前に数字を見直すだけでも、合格の確率は大きく上がります。

修了証に有効期限はありますか?

技能講習の修了証には有効期限がなく、更新の手続きも不要です。ただし、法令が改正されたときなどに、知識を新しくするための教育を受けることがすすめられています。

修了証をなくしたらどうなりますか?

修了証を発行した講習機関で、再交付の手続きができます。講習機関がなくなっている場合は、別の機関が手続きを引き継いでいることがあるので、講習を受けた地域の労働局などに確認しましょう。

まとめ

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の試験は、講習をきちんと聞いていれば合格できる難易度です。

一方で、ほかの技能講習と比べると扱う分野が広く、覚える数字や法令の決まりも多いため、居眠りや苦手科目の放置で落ちてしまう人もいます。

講習の前に過去問で出題のポイントをつかみ、講習を集中して聞き、試験の直前に数字を見直す。この3つを意識すれば、一発合格は十分に狙えます。

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