有機溶剤作業主任者の試験を受ける予定があり、試験の難易度や合格率、落ちる人の特徴を知りたい方向けです。
有機溶剤作業主任者は、有機溶剤を取り扱う仕事をするとき、現場での責任者となるために必要な資格になります。
資格を取るためには、2日間にわたる技能講習を受講し、学科試験に合格することが必要です。
簡単な試験と評価されますが、国家資格でもあるため、落ちる人は落ちます。
そこで本ページでは、有機溶剤作業主任者の合格率から、試験に落ちる人の特徴までお伝えしていきます。
本ページを読むことで、試験の全体像がわかり、試験に一発で合格することができます。
有機溶剤作業主任者の技能講習について
技能講習の日程は、2日間にわたります。
| 日程 | 講習科目 | 講習時間 |
| １日目 | 作業環境の改善に関する知識 | ４時間 |
| 保護具に関する知識 | ２時間 | |
| ２日目 | 健康障害及びその予防措置に関する知識 | ４時間 |
| 関係法令 | ２時間３０分 | |
| 修了試験 | １時間 |
ひたすら座学で、聞き慣れない用語もたくさん出てくるので、とにかく眠くなりがちです。
ただし、講習においては、講師が試験に出題するポイントをピンポイントで伝えるので、眠ると点数が取れなくなります。
合格するためには、座学をしっかり聞いて、配られるテキストに出題ポイントをマークしていくことが必須です。
有機溶剤作業主任者の修了試験(学科試験)で必要な合格点
試験の方式は、マークシートで、問題文を読んで◯✕で答える形です。
次の4つの分野から出題され、合計で6割以上の点数が必要となります。
- 作業環境の改善に関する知識
- 保護具に関する知識
- 健康障害及びその予防措置に関する知識
- 関係法令
注意点としては、それぞれの分野で、4割以上の点数が求められる点です。
例えば、関係法令が0点で、他の分野が満点だったとしても、不合格となってしまいます。
各分野から、まんべんなく点数を取るのが求められるのです。
有機溶剤作業主任者の合格率は95%以上
技能講習の合格率は、95%以上となります。
明確な数値でないのは、講習を行う場所によって、試験の難易度が異なるためです。
国家資格の中では、比較的簡単な試験と言われますが、修了試験では専門知識が問われます。
講習の内容を聞いていなければ、全く点数を取れないほど難しい内容ですので、落ちる人は落ちます。
反対にとらえると、講習を真面目に受講して、繰り返し内容を記憶しようすれば、ほとんどの人が合格することができる試験です。
有機溶剤作業主任者の試験に不合格になる人の特徴とは
合格率が95％の裏側には、5%の落ちる人がいます。
不合格になる人の特徴は、大きくわけて次のとおりです。
- 授業を聞いていない
- 遅刻する・受講態度が悪い
- 知識を覚えるのが苦手
以下から、順番に解説してきます。
授業を聞いていない
授業を聞いていない人は、頭の良い人でも、落ちる確率がグンと上がります。
なぜなら試験で問われる知識は、人生で初めて学ぶ内容がほとんどであり、事前に知識がなければ分からないためです。
2日間とも座学で、眠くなるタイミングもでてきますが、グッとこらえて受講するのが大切になります。
遅刻する・受講態度が悪い
試験に合格するためには、次の2つが必要です。
- 定められた講習を受ける
- 修了試験に合格する
試験に合格するだけではダメで、講習を受けることも必須です。
そのため、遅刻をして講習の1部を受講できなかったり、受講態度が悪すぎると、不合格の原因となります。
新しい知識を覚えるのが苦手
ペーパーテストが苦手すぎる人は、テストに落ちる可能性があります。
なぜなら、試験本番で問われる知識は、専門的な内容であり、知識を丸暗記しておくことが必要であるためです。
苦手意識がある方は、1日目が終わった後に、自宅で講習の内容を振り返ったりするとよいでしょう。
他にも、休憩時間をうまく活用することで、試験に備えるようにすることで、不合格を避けることができます。
有機溶剤作業主任者に再試験はあるの？
教習所によって、再試験の有無は異なります。
当日に補習と再試験を行う教習所から、後日再試験を実施するところまであります。
また、再試験のチャンスは与えられず、本番の1発勝負で決まるケースもあるのです。
講習の1日目の始めの方に、試験に落ちた場合の処置について、説明があるので確認するようにしてください。
有機溶剤作業主任者の試験合格率まとめ
本ページでは、これから有機溶剤作業主任者の試験を受ける予定がある方に対して、試験の流れから、合格率、再試験の対応までお伝えしてきました。
試験の難易度は、講習を行う場所によって変わり、平均すると95%以上の合格率となります。
簡単な試験と言われるものの、試験で問われる知識は専門的な無いようなので、座学をしっかり受講しないと点数を取ることができません。
真面目に講習を受けて、試験直前まで内容をしっかり記憶しようとすれば、ほとんどの人がスムーズに合格できる試験となります。
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