有機溶剤作業主任者技能講習 PR

【過去問ネタバレ】有機溶剤作業主任者の試験問題集をわかりやすく解説

【過去問ネタバレ】有機溶剤作業主任者の試験問題集をわかりやすく解説
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  • 有機溶剤作業主任者の試験で、合格点を取れるか心配
  • 過去問があれば、予習してスムーズな合格につなげたい
  • 講義中に寝てしまって、出題ポイントを聞き逃してしまった

有機溶剤作業主任者の試験は、他の国家資格と比較すると簡単ですが、試験本番では専門的な知識が問われます。

そのため、講習の内容を頭に入れておかないと不合格になりますし、丸暗記が苦手な人は意外と苦労することになります。

そこで本ページでは、有機溶剤作業主任者の試験で、過去に出題された問題や、出題頻度が高い問題まで解説していきます。

本ページを読むことで、試験の全体像をつかむことができると同時に、簡単に合格するために必要な知識が手に入ります。

有機溶剤作業主任者試験の出題分野と合格基準

試験の出題分野は、次の4つになります。

 

  • 作業環境の改善に関する知識
  • 保護具に関する知識
  • 健康障害及びその予防措置に関する知識
  • 関係法令

 

試験本番では、4つの分野から出題され、合計で6割以上の点数を取得する必要があります。

ただし、それぞれの科目については、4割以上の点数が必須です。

例えば、「作業環境の改善に関する知識」「保護具に関する知識」「健康障害に関する知識」で満点を取得しても、「関係法令」が0点であれば不合格です。

全ての分野に対して、4割以上の点数を取得した上で、合計で6割以上の点数が必要となります。

出題される場所はピンポイントで教えてくれる

試験で出題される場所は、講習の中でくわしく伝えられます。

講習の担当となる講師が、

 

今から伝える所に線を引いて下さい

 

と指定する場所が、そのまま試験に出題されます。

そのため試験に合格するためには、講習を真面目に受講して、出題ポイントを聞き逃さないことが1番大切です。

反対に、居眠りをしてしまって、重要なポイントを聞き逃してしまうと、試験本番で点数を取るのが難しくなります。

試験の形式はマークシート

有機溶剤作業主任者の試験形式は、マークシートになります。

問題文を読んで、当てはまるものを選択肢の中から選ぶ形です。

マークシート形式で1番やってはいけないミスは、ずれて回答をマークすることです。

試験時間は、問題数と比較して十分に用意されているため、気づいたら慌てずにマークし直しましょう。

このときに、消しゴムでしっかりと鉛筆・シャープペンシルの跡をしっかり消すのが肝心です。

出題されやすい問題文のパターン

出題されるパターンは、「〇〇に関する記述のうち、誤りがあるものを1つ選んで選択せよ」といった形です。

 

【出題例】
Q.有機溶剤に関する健康障害・事故などの記述のうち、下線部に誤りがあるものを1つ選択せよ

  1. 有機溶剤による労災の事例で多いのは、有機溶剤の蒸気を呼吸によって吸収し、中毒となるケースである
  2. 有機溶剤は、皮膚についただけでは吸収されない
  3. ほぼ全ての有機溶剤は、神経障害の原因になる可能性がある
  4. 有機溶剤は蒸発して大気中に拡散しやすく、引火しやすいため、有機溶剤の周囲では火気厳禁である

【答え】②
※有機溶剤は皮膚から吸収されます

 

他にも、質問文に対して◯✕で答える形があり、講習を受ける場所によって、試験問題の難易度も変わってきます。

とはいえ、事前の講習の内容をしっかり聞いておけば、特に苦労せずに合格点を取れるほどの試験には変わりません。

【過去問ネタバレ】有機溶剤作業主任者の試験問題集を全解説

ここでは、有機溶剤作業主任者の試験において、過去に出題された問題をネタバレしていきます。

毎年問題文は変わりますが、重要なところは変化しないため、過去問を参考にすることで、スムーズに合格点を取ることが可能になります。

以下から、主題頻度が高い知識にしぼって、解説していきます。

有機溶剤と精神異常の関係について

有機溶剤と精神に与える影響について、出題されます。

以下の関係を覚えておきましょう。

有機溶剤は、神経系への健康障害だけでなく、精神異常の原因にもなる

第一種有機溶剤の「二硫化炭素」は、精神異常・意識障害を引き起こすことが認められています。

応急措置に関する心肺蘇生について

有機溶剤により、意識障害に陥った方へ心肺蘇生を行う時の対処法について問われます。

胸骨圧迫は、約18秒間に30回程度の早いテンポで行う

心肺蘇生時には早いテンポで、絶え間なく行うのが正しい方法です。

1,2-ジクロエチレン使用時の対応について

第一種有機溶剤の「1,2-ジクロエチレン」を使用する場合に、必要となる診断について問われます。

1,2-ジクロエチレンを使用する場合は、作業環境測定および特殊健康診断の実施義務がある

第一種有機溶剤と、第二種有機溶剤には、作業環境測定および特殊健康診断の実施義務がああります。

第三種有機溶剤には、義務がないことをあわせて覚えておきましょう。

局所排気装置の形式について

局所排気装置の2つの形式について出題されます。

有害物質の発生源が、局所排気装置の内側にあるものを囲い式フード、外部にある形式を外付けフードと呼ぶ

有害物資が囲われていれば「囲い式フード」で、囲われていなければ「外付けフード」と記憶していきましょう。

優先度順に選択肢を並べ変える問題

正しい選択肢を選ぶ形式以外にも、選択肢を優先度順に並び替える問題も出題されます。

【出題された過去問】
Q.次の作業環境の改善措置について、優先度順に並び替えて下さい

  1. 有害物質の使用中止・危険性の低い物質への代替
  2. 防毒マスクなどの個人用保護具の使用
  3. マニュアルの整備
  4. 局所排気装置の設置

【答え】①⇒④⇒③⇒②
1番の優先となるのは、有害物質の使用中止です。

それから、局所排気装置の設置を行い、マニュアルを整備した後に、防毒マスクを使用し作業を再開します。

有機溶剤作業主任者の試験に不合格となる人の特徴

真面目に受講して、講師の話をしっかり聞いていれば、出題される場所がピンポイントで分かります。

そのため、不合格となる人の特徴は、主に次の4パターンに分けられます。

  • 授業中寝てしまう
  • スマホを触るなど受講態度が悪い
  • 遅刻する
  • 極端な暗記力不足

有機溶剤作業主任者の試験の合格率から、不合格となる人の特徴は、次の記事でくわしくまとめています。

まとめ

本ページでは、有機溶剤作業主任者のペーパーテストに不安を抱える方に対して、過去に実際に出題された問題集をネタバレしてきました。

試験本番では、問題文を落ち着いて読み、本ページの内容を思い出すことで、合格に近づくことができます。

また合格する上で1番大切なことは、真面目に講習を受けることなので、当日の体調を整えて万全の体制で受講できるように臨みましょう。

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