有機溶剤作業主任者技能講習 PR

有機溶剤作業主任者の試験は難しい。難易度と落ちた人の特徴を全解説

有機溶剤作業主任者の試験は難しい
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  • 有機溶剤作業主任者の試験を受ける予定がある
  • 試験は簡単と聞くけど、実際の難易度はどのくらいなの?
  • 落ちた人に共通する特徴があれば知りたい!

有機溶剤作業主任者の試験を控える人の中には、試験の難易度が分からず、一発で合格できるか不安に感じる方がいます。

先に結論を言うと、試験で求められる内容は意外と難しく、真面目に受講していないと落ちる人は落ちます。

そこで本ページでは、有機溶剤作業主任者の試験の概要から、試験に落ちる人の特徴までお伝えしていきます。

本ページを読むことで、試験に対する不安を解消でき、確実に合格するための方法が分かります。

有機溶剤作業主任者の試験について

有機溶剤作業主任者とは、有機溶剤を扱う現場において、従業員などの身体に危険が及ばないように監督する人を指します。

資格を得るためには、2日間の講習を受ける必要があり、最後に修了試験で6割以上の点数を取る必要があります。

【有機溶剤作業主任者技能講習の日程表】

日程講習科目講習時間
1日目作業環境の改善に関する知識4時間
保護具に関する知識2時間
2日目健康障害及びその予防措置に関する知識4時間
関係法令2時間30分
修了試験1時間

本番の試験では、4つの分野から出題され、合計で6割以上の点数が必要となります。

なお4つの分野では、それぞれ4割以上の点数を取る必要があるため、バランスよく点数を取ることが求められます。

修了試験に合格したら、修了証がもらえ、有機溶剤作業主任者の資格を得ることになります。

有機溶剤作業主任者の試験が難しい理由と難易度

簡単といわれることが多い試験ですが、試験の内容は専門的な知識が問われます。

有機溶剤を扱う人に対して、危険が及ばないように監督するための試験であるため、作業環境や保護具、法令まで幅広い知識が必要で、それなりの難易度となります。

また合格の基準に達していない人も合格させてしまい、職場で危険な行動を起こしたら、教習所の存在意義が問われます。

したがって、全員合格する試験ではなく、実際の難易度としては、合格率が95%以上です。

他の国家資格よりも合格率は高いですが、落ちる人は落ちるといえます。

修了試験の形式はマークシート。カンニングは不可能

2日目の最後に行われる修了試験の形式は、マークシートになります。

問題分を呼んで、4択の中から正しい選択肢を1つ選ぶ形や、○☓で答える形式です。

なお教習所によっては、カンニング防止対策のため、隣の人と試験問題が異なるパターンがあります。

30分程度の制限時間ですが、多くの人は20分程度で全問回答できるほどの問題量です。

有機溶剤作業主任者の試験に落ちた人の特徴とは

合格率が95%以上となる中で、試験に落ちた人に共通する特徴は、次のとおりです。

 

  • 授業中に居眠り
  • マークシートの記入ミス
  • 暗記力が低い
  • 受講態度が悪い

 

以下から、順番に解説していきます。

 

授業中に居眠り

授業中に居眠りをしてしまうと、不合格率がグンと上がります。

理由はシンプルで、試験で出題される範囲は、講義中にピンポイントで伝えられるためです。

技能講習の講師が

 

ここが出題されるので、テキストにマーカーを引いて下さい

 

と伝えるのですが、本当にそのまま出題されますので、居眠りをすると出題範囲が分からなくなり点数が取れません。

また、4つの分野から出題される中で、どの分野も4割以上の点数が必要となるため、捨てることができる科目がないことにも注意が必要となります。

マークシートの記入ミス

マークシート形式に慣れておらず、1つずれて塗りつぶしてしまい、不合格となるパターンも存在します。

途中で気づいたら、制限時間はたっぷりありますので、焦らないで記入し直しましょう。

直すときに、消しゴムでしっかり跡を消して、回答し直すことも忘れないで下さい。

暗記力が低い

有機溶剤作業主任者の試験で問われる内容は、専門的な知識です。

有機溶剤に関する健康被害や、関連する法令について、正確に記憶する力が求められます。

マークシート形式なので、そこまで暗記力は求められませんが、低すぎると落ちる原因となります。

始めて学ぶことに対して、暗記力に自信がない方は、講義中や休憩時間にも、試験本番に向けて、知識を頭に入れるように取り組むと良いです。

受講態度が悪い

居眠りを何度も注意されたり、遅刻、授業中の私語が多い人は、試験に落ちることになります。

なぜなら、受講する時間も、資格取得に必要な要件となるためです。

遅刻があったり、真面目に受講していなけければ、受講していないと判断されて、不合格となります。

真面目に受講すれば合格できる【追試験もあり】

1発で合格する上で大切なことは、真面目に受講することにつきます。

真剣に講習を受けていて、メモもしっかりとっていれば、記憶にも残りやすく試験本番でも正答を導くことが可能です。

暗記力によほど自信がない方以外は、不合格となる心配をする必要はありません。

また仮に試験に落ちた場合でも、教習所によっては追試験のチャンスが用意されています。

追試験については、当日に居残りをして行う場合や、後日行うパターンがあります。

講習を行う機関によって大きく異なるので、講習の初日に行われるガイダンスをよく聞いておきましょう。

有機溶剤作業主任者の試験難易度まとめ

本ページでは、有機溶剤作業主任者の試験の難易度から、落ちた人に共通する特徴まで解説してきました。

最後に本ページの内容をもう1度まとめておきます。

  • 合格率は95%以上であるが、講習を聞いていなければ出題範囲が分からないため不合格となる
  • 合計で12時間前後の受講時間も資格取得の必要な要件となるため、真面目に受講するのが大切

本ページを参考にすることで、有機溶剤作業主任者の試験に対する不安を解消できたら幸いです。

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