この記事は、玉掛け技能講習の実技試験を一発で合格したい方に向けて、有益な情報を発信しています。
玉掛け技能講習は、ほとんどが合格する試験と言われますが、国家試験でもあるため一定数の不合格者がいます。
どの程度の不合格者を出すかは、技能講習を受ける場所や試験監督によって異なります。
およそ平均で5%くらいの人が、試験に落ちてもう一度講習の費用を払い直すことになります。
不合格となるパターンは、筆記試験で点数が足らなくなるのではなく、実技試験で致命的なミスを犯すことです。
そこで本記事では、玉掛け技能講習の試験の内容から、試験本番で失敗しない方法までくわしく解説します。
玉掛け技能講習の実技試験の内容
講習の日程は、全部で3日間あり、3日目の朝から実技試験に向けた内容となります。
昼過ぎから夕方にかけて試験が始まるので、午前中の全ての時間を使って玉掛けの方法について実践形式で学んでいきます。
具体的な試験の内容は、三人一組となって合図を送り、荷を吊り上げて下ろすのが一連の流れです。
荷を吊り上げるのは、試験監督であることが多く、合図と確認がしっかりできているか見極められます。
別の見方をすると、適切なタイミングで合図と確認の動作ができれば、スムーズに合格することができます。
【最新】玉掛け技能講習の実技試験で失敗しない5つの方法
焦らない、緊張し過ぎないこと
試験本番で失敗する人のほとんどは、他の受講生から注目を浴びる中で、緊張感から本来の実力を発揮できないパターンです。
求められている内容自体は、非常にシンプルですので、頭が真っ白にならなければ合格することができます。
焦らないためには、事前に頭の中でシミュレーションしておくことが必要で、練習の段階から真剣に取り組んでいく必要があります。
本番で頭が真っ白になっても、制限時間はたっぷり残されているので、慌てないで手順を思い出していけばよいです。
試験の内容をよく把握する
本番で緊張感から次の手順を忘れてしまうのは、人間なら誰しも起こり得ることです。
とはいえ、試験の内容を把握しており何のための合図であるか理解していれば、手順を思い出していくことができます。
逆に試験の内容を丸暗記だけして、なぜ一連の動作が必要であるか考えていないと、ど忘れしてしまったときに、立て直すのが難しくなります。
実際の仕事の場面を想定することで、ど忘れしにくい知識を手に入れることができるのです。
練習の段階から、合図や動作の一つ一つの意味を理解して、一連の流れの中で意味を理解していく姿勢が求められます。
他の受講生の動きをよく見ておく
試験当日では、教習所のクレーンの数は限られているので、他の受講生の動きを見る時間がたっぷりあります。
そのため、頭の中でシミュレーションするのに絶好の機会です。
何度も繰り返しシミュレーションすることで、身体が勝手に覚えていくことも期待でき、試験本番で失敗する確率を下げていくことができます。
しつこいほどに繰り返すことで、記憶はより定着していくので、やり過ぎと思うくらいでもちょうど良いです。
ミスをしても慌てない
玉掛け技能講習の実技試験は、試験監督が点数化して合否を決めていきます。
実際のところは、厳密に点数をつけているわけでなく、大きなミスが2つか3つ続くと、不合格エリアと判定していきます。
そのため、一度合図を忘れてしまったり、手順を間違えてしまっても慌てないことが大事です。
不合格となる人に共通するのは、最初のミスを引きずり過ぎてしまい、以降も小さなミスを繰り返してしまうことです。
試験の時間は十分に残されていて、一度や二度のミスは見逃されることを知っておくことで、失敗したときでも慌てないで練習の内容を思い出していくことができます。
他人のミスに引きずられない
試験監督の中には、かなり厳し目の口調の人がいます。
玉掛けの動作に慣れていない人は、試験監督に強い口調で怒られ続けてしまいます。
あまりに出来が悪い人と一緒にチームを組んでいると、自分までミスするようになってしまうことがあります。
運が悪いと、試験監督が冷静さを欠いて、自分の点数まで悪くなることも。
雰囲気が悪い中でも、自分は自分と割り切り、やるべきことをやっていく心構えが必要になってきます。
まとめ
玉掛け技能講習の試験の内容から、一発で合格する方法まで解説してきました。
基本的な動作をキチンとできるかを見極められるだけで、緊張しすぎなければ恐れる試験ではありません。
仮にミスをしてしまったり、場の雰囲気が悪くても、練習の段階から真剣に講習に取り組んでさえいれば、ズルズルと失敗を引きずり不合格となるのを防げます。
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