フォークリフトの免許をとる予定があり、試験の服装と持ち物をチェックしたい人向けです。
フォークリフト免許には、”実技試験”と”学科試験”があります。
それぞれ、必要とされる服装が異なり、持ち物も変わってきます。
本記事では、試験ごとに必要な服装と持ち物をそれぞれお伝えしていきます。
フォークリフト免許の試験の流れ
まずはじめに、おおまかな講習の流れをお伝えします。
普通免許を持っていて、はじめてクレーンの講習を受ける人は、全部で4日間になります。
1日目⇒座学と学科試験
2日目⇒実技試験に向けた実習
3日目⇒実技試験に向けた実習
4日目⇒実技試験
すでにフォークリフトの特別講習を受けてる人は、2日間の日程になることもあります。
また、自動車普通免許を持っていない人は、4日間ではなくて、全部で5日間の講習になります。
以下から、所得免許別のフォークリフト免許の講習時間をまとめました。
所得免許別|フォークリフト免許の講習時間
自動車免許持ってなくて、現場経験がない | 35時間(5日間) |
自動車免許を持っている | 31時間(4日間) |
自動車免許を持っていなくて、1t未満のフォークリフトを6ヶ月以上経験している | 15時間(4日間) |
普通・大型免許を持っていて、1t未満のフォークリフトを3ヶ月以上経験している | 11時間(4日間) |
大型特殊免許を持っている | 11時間(3日間) |
フォークリフト免許の『学科試験』の服装
学科試験の服装は、基本的になんでもOKです。
私服でも作業着でもかまいません。
なぜなら、1日目は教室でフォークリフトに関する講義を聞いて、マークシートの試験を受けるだけだからです。
夏場の講習において、タンクトップとサンダルで行っても、何も言われないでしょう。
学科試験に必要な持ち物は?
1日目に必要な持ち物は、筆記用具です。
講義を聞いて、テキストに重要となる場所をメモするので、マーカーがあると便利です。
学科試験の形式は、マークシートであるため、鉛筆かシャープペンシルと消しゴムを忘れないようにしましょう。
フォークリフト免許の『実技試験』の服装
まずはじめに、靴は”クロックス”や”サンダル”はNGです。
実際に、フォークリフトを運転しますからね。
適切な靴は、かかとのある靴で、スニーカーや安全靴がベストです。
動きやすい靴を持っていない人は、革靴でもかまいません。
服装は、長袖と長ズボンが必要です。
長ズボンといっても、作業服である必要はなくて、”ジーンズ”・”ジャージ”・”スエット”などでも問題ありません。
長袖についても同じで、”ジャージ”・”パーカー”・”トレーナー”でも大丈夫です。
教習所が屋外だったら雨具が必要
受講する会場が、屋外であったら、雨の対策として雨具が必要な持ち物になります。
フォークリフトを運転するため、傘でなくて、カッパが必要です。
小雨程度だったら、雨天でも試験を行うためです。
秋・冬は防寒対策を!
当日に試験を受講する人数によるのですが、かなり待ち時間があります。
例えば、40人程度受ける講習になると、フォークリフトに乗っている時間は10分程度しかありません。
他の人が講習を受けているときは、外で順番がくるのを待っている時間が長いのです。
なので、防寒対策として、しっかり着込んでいったほうがよいでしょう。
実技試験に必要な持ち物は?
2~4日目で必要な持ち物は、軍手だけです。
ホームセンターに行けば安く買えますが、コンビニでも売っています。
ヘルメットは必要になるのですが、ない人は貸してもらえるので大丈夫です。
実技講習の待ち時間はとにかく暇|スマホは禁止
実技講習では、他の人がフォークリフトを運転している間、ずっと待ち時間になります。
待ち時間といっても、休憩時間ではなくて、スマホを見たり本を読んだりしてはいけません。
教習所によっては、スマホを触るのが黙認されているところもありますが、基本的にはNGの行為となります。
フォークリフトの免許は、国家資格でもあり、待ち時間も教習時間に含まれているためです。
見学するのが教習の時間に含まれるのには、納得しない人もいますが、仕方がありません。
他の受講者と雑談したり、フォークリフトに乗っている人を見て、イメージトレーニングをして時間をつぶしましょう。
フォークリフトの合格率って?落ちる人はいるの?
フォークリフトの試験は、誰でも受かると言われています。
教習所によって合格率が変わるのですが、全体を平均すると98%以上の人が合格していきます。
とはいえ、合格するには一定の点数を取る必要があるため、落ちる人もたまにいます。
点数が足らなくても追試があるので、そこでも点数が足らない人ですね。
試験の合格点と合格率や、一発で合格する方法については、以下の記事でまとめています。