『玉掛け技能講習を受ける予定があるけど、落ちないか心配』
『合否はどのように決まるか知りたい』
『追試はあるの?再試験の場合の料金は安くなるの?』
玉掛け免許の試験の難易度については、人によって話すことが違っており、正確な情報を手に入れるのが難しいです。
そこで本記事では、玉掛け技能講習を受ける予定がある方に、実際の合否の決め方から追試・再試験の話までお伝えしていきます。
この記事を読むことで、玉掛けの試験に一発で合格するコツから、追試を避ける方法まで理解できます。
学科試験は1日目と2日目
学科試験は、1日目と2日目の内容になります。
■1日目:座学で試験に出るポイントを学ぶ
■2日目:午前中は1日目と同じで、夕方から試験
科目ごとの時間割りは以下のとおりです。
◎クレーン等の玉掛けの方法~7時間
◎力学~3時間
◎クレーン等に関する知識~1時間
◎関係法令~1時間
◎学科試験~1時間
座学の時間が多くをしめており、学科試験の時間は1時間になります。
テストは、マークシート形式でして、早い人が取り組むと10分程度で終わります。
なので、1日目と比べて2日目は、早めに講習を終えることができます。
学科試験の出題形式と問題
出題形式は、マークシート形式で、問題を読んで正しい答えを選ぶ形です。
問題は全部で40問で、2択から4択の問題です。
玉掛けは4択で、法令は2択になります。
出る問題は、事前の講義内容で先生が『メモして下さい』と伝えたところが出ます。
講義で話さなかった内容以外は、一問もでません。
なので、講義をしっかり聞いていたら、簡単に合格できます。
玉掛けの学科試験の合否はどうやって決まる?
試験では、『クレーンの知識』『力学』『玉掛け』『法令』の4つの分野から出題されます。
そして配点は、クレーンの知識が20点、力学が20点、玉掛けが50点、法令が10点です。
注意すべき点は、各分野で4割以上取る必要があり、合計で6割以上とることが必要です。
例えば、『玉掛け』と『法令』が満点で、合計で60点を取れていても、ほかの分野が0点だったら不合格となります。
合否が伝えられるタイミング
講習の会場によってさまざまです。
例えば、試験が終わったら教室の外に全員終わるまで待機して、その場で合否が発表されるタイプがあります。
あるいは、3日目の実技試験の朝に、合否が伝えられることもあります。
追試・再試験はあるの?
テストの点数があまりにも低くないかぎり、追試・再試験のチャンスがあります。
目安としては、30点から40点程度です。
0点から30点程度の点数だと、講義をまったく聞いていなかったと判断されるため、追試を受けれないことがあります。
ですが、普通に真面目に取り組んでいれば、点数は取れる試験なので、そこまで心配する必要はありません。
追試に落ちた人もいますが、真剣に取り組む姿勢があれば、再々試験を受けることができることもあります。
とにかく、前向きな態度で試験を受けることが大切なのです。
試験に落ちた場合の受講料はどうなるの?
追試を落ちてしまったり、遅刻や予定が合わなかったりした場合は、もう一度受講料を払い直す必要があります。
一般的には、受講料の3分の1くらいです。
受講料の目安は、1万5千円から2万5千円になってくるので、約5千円くらい払い直す必要がでてきます。
注意すべき点は、試験に落ちた後の数ヶ月以内が期限であることです。
講習を受ける組織によって、期限が異なってくるので、よく確認しておきましょう。
実技試験の合否はどう決まるの?
玉掛け技能講習では、学科試験よりも実技試験で不合格になる人が多いです。
学科試験とは異なり、試験本番は1回であるため、ミスをして減点されすぎると、追試を受けれないためです。
ですが、3日目の朝から試験に向けた実技の練習をやっていくので、真面目に取り組んでいれば、そこまで心配する必要がありません。
とはいえ、落ちる人は落ちる試験ですので、気を引き締める必要があります。
まとめ
本記事では、学科試験の難易度や試験の内容から、不合格になった場合の受講料までお伝えしていきました。
試験そのものは、比較的簡単で講義をしっかり聞いていれば、合格することが可能です。
仮に、何らかの理由で落ちてしまった場合でも、受講した日から数ヶ月以内であれば、安い料金で再受講することが可能です。
本記事を読むことで、あなたが学科試験に一発で合格することに役立つことができれば、とても幸いです。