床上操作式クレーン技能講習を受ける予定がある方向けです。
合格率が高いことで有名な講習ですが、実際にはどの程度の合格率か気になる人が多いです。
そこで本ページでは、床上(ゆかうえ)操作式クレーン技能講習の合格率から、学科試験と実技試験の内容までお伝えしていきます。
本ページを読むことで、試験に1発で合格する方法が分かり、失敗して再試験を受けるといった事態を防ぐことが可能です。
床上(ゆかうえ)操作式クレーン技能講習とは
床上操作式クレーン技能講習とは、吊り上げ荷重5トン以上のクレーンを操作するのに必要となる資格です。
クレーンで運ぶ荷物と一緒に、操作する人が移動するタイプのクレーンです。
講習は全日程で3日間となり、1~2日目が座学と学科試験で、3日目が実技試験となります。
<床上操作式クレーン技能講習の日程>
1日目 | 座学 |
2日目 | 学科試験 |
3日目 | 実技試験 |
学科試験と実技試験の両方に合格することで、床上操作式クレーン技能講習の修了証が渡されます。
比較的簡単な講習とされますが、国家資格でもあるため、落ちる人は落ちる講習です。
床上操作式クレーン技能講習の合格率【落ちる人は落ちる】
実際の合格率は、教習所によって異なります。
受講者全員を合格させる教習所から、必ず一定数の不合格者を出すところまで存在します。
また、同じ教習所内でも、講師によっても採点の厳しさが変わり、難易度も変化するのです。
真面目に講習を受けて、本番でも落ちついて試験に取り組むことができたら、合格率は98%程度となります。
ただし、座学で寝てしまったり、実技試験本番で緊張し過ぎて失敗する人が一定数いるため、全体の合格率は95%程度です。
床上操作式クレーンの学科試験の合格率
2日目の夕方に行われる学科試験の合格率は、98%以上となります。
理由はシンプルで、合格点に足りなければ、再試験のチャンスが与えられるためです。
また講師が、講義中に出題範囲をピンポイントで教えてくれるため、真面目に聞いていれば点数を取ることができるのです。
不合格だった場合、マンツーマンで補講が行われ、確実に点数が取れる見込みがたったら、再試験を行います。
とはいえ、ペーパーテストがどうしても苦手な人は、再試験でも合格点を取ることができず、不合格となってしまう方がいます。
床上操作式クレーンの実技試験の合格率
床上操作式クレーン技能講習で落ちるのは、学科試験よりも実技試験となります。
厳しくジャッジされるのは、本当に向いていない方に修了証を渡してしまい、職場で事故を起こしてしまうのを防ぐためです。
床上操作式クレーンの操作は、慣れてしまえばとても簡単です。
ですが最初は、荷ブレを止めるタイミングなどが分からず、苦労する方もいます。
落ち着いて取り組めば、すぐに慣れますので、焦らないで行うのが大切です。
床上操作式クレーン技能講習の合格率まとめ
床上操作式クレーン技能講習は、学科試験と実技試験に分かれ、それぞれの合格率が異なります。
学科試験の合格率は、再試験があることから98%以上です。
一方の実技試験の合格率は、クレーンの操作に適正が全くない方が一定数存在するため、およそ95%の合格率となります。
真面目に取り組んでいき、講習で学んだことを本番でも再現できれば、ほとんどの人がスムーズに合格できる試験といえます。
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