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【ネタバレ】玉掛け技能講習の過去問題集を徹底解説【1日目】

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玉掛け技能講習のテストを一発で合格したい人向けです。

玉掛け技能講習を合格するためには、実技試験と学科試験の両方に合格する必要があります。

不合格となるのは、実技試験で落ちるパターンが多いのですが、テストの点数が足らなくて落ちる人もいます。

本記事では、学科試験の実際の合格ラインや落ちる人の特徴から、実際に出題される過去問について分かりやすく解説していきます。

この記事を読むことで、学科試験に出題されるポイントが分かり、効率よく点数を取ることができます。

合格ラインは6割以上

テストは100点満点の中で、60点以上取ることが求められます。

落ちにくいと言われる試験ではありますが、一応国家資格でもあるため、厳密に点数がジャッジされていきます。

実際のテストの難易度としては、講義を聞いていなかったら30点を取るのも難しいくらい専門的な内容です。

とはいえ、点数が足らなくてもあまりにもひどい出来でなければ、再試験のチャンスが与えられます。

目安としては、40点以上取れていれば追試があり、40点を下回ってしまうと講義を聞いていないと判断され、即不合格となるケースが多いです。

学科試験に落ちる人の特徴

専門的な知識が問われるため、落ちる人のほとんどは、講義を聞いていない人です。

普段現場で働く人にとっては、2日間続けての座学は眠気に耐えられなくなるものですが、絶対に我慢が必要です。

出題される場所をピンポインで教えてくれる先生が多いので、眠気に耐えてテキストに線を引っ張り続けることが必須です。

また、物理学や法律の知識などのなじみのない内容も多いですが、難しく考えないで丸暗記していくことが大事になります。

さらに試験の形式はマークシートであるため、回答の仕方を勘違いしないことも大切です。

【ネタバレ】玉掛け技能講習の過去問題集を徹底解説!!【1日目】

出題されるポイントは決まっていますので、絶対に必要となる点を中心にまとめています。

覚え方としては、分からない点は難しく考えないで丸暗記してしまうことです。

反対にイメージがつく内容は、テキストの内容を丸ごと理解するつもりでいきましょう。

実際のテストでは、与えられた設問を読んで、合うような選択肢を選び出すことが求められます。

そのため、中途半端な理解では正答を選ぶのは難しく、正確な記憶とある程度の内容の理解が求められます。

以下から、実際に玉掛け技能講習の過去問で出題された用語について、1日目の内容からそれぞれくわしく解説します。

クレーンに関する知識【配点20点】

玉掛けに使用するクレーンに関する知識が問われます。

丸暗記していくよりも、実際のクレーンの動きを想像して内容を理解したほうが、テストで正しい答えを導きやすくなります。

横行

天井クレーンや橋形クレーンのガーター、つち形クレーンの水平ジブに沿って、トロリ(またはホイスト)を移動させる運動を言います。

最も出題されるポイントでして、トロリがクレーンの中で果たす役割を理解することが大事です。

『走行』との違いを理解することで、覚えやすくなります。

つり上げ荷重

クレーン、移動式クレーン又はデリックの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重を指します。

姿勢をコントロールして、クレーンが吊れる最大の荷重のことを示しており、どのクレーンでもつり上げ荷重はただ一つであることを覚えておけば良いです。

安全装置

ワイヤーロープを巻き過ぎてしまうと、ジブが折れたりクレーンが転倒する恐れがあります。

巻きすぎを防止する装置には、巻き上げの定められた上限で自動的に運転を停止させる『巻き過ぎ防止装置』があります。

また、ブザー等により警報を発し危険を知らせる巻き過ぎ警報装置もあります。

知っておくと良い点は、つり具の下げ過ぎを防止する装置がないものが多く、フックの下げ過ぎに注意することです。

外れ止め装置

シンプルに説明すると、ワイヤーロープがフックから外れないように備え付けられている装置でして、使用が義務付けられています。

図や実際のフックを見て、どのような役割を果たしているか理解すれば大丈夫です。

つり具

つり具とは、クレーン等の巻き上げ用ワイヤロープ等によりつるされ、荷を吊り上げるために用いられる用具のことを指します。

つり具は、巻き上げ用ワイヤーロープなどに組み込まれて取り外しができないつり上げ用具をいい、取り外しのできる玉掛け用具とは区別されます

絶対に覚えておくべき点は、つり具の名称でして正式名称を『フックブロック』と呼ぶことです。

力学に関する知識【配点20点】

力学の内容は、高校の物理学の内容に近いですが、しっかりと理解する必要はありません。

実際の現場で、活きた知識をつけておけばよく、テストはテストと割り切って効率よく点数をとっていきましょう。

とはいえ、テストには2割出題されるため、外せないポイントになります。

点数を取るためのコツは、難しく考えないで知識を丸暗記することです。

以下から、必ず出題される力学の知識について、ピンポイントでそれぞれ解説していきます。

力の作用点

力には3つの要素があり、向きと大きさ、作用点があります。

この中でも、作用点について理解していることが求められますが、直感的には理解が難しいので、内容を丸暗記すればオーケーです。

『力の作用点は、その作用線上のどこに動かしてもその効果は同じである』

上記をぜひ丸暗記してください。

質量

物体にはそれぞれ異なる質量があり、重い物体から軽い物体を順番に言えることが大事です。

以下の物体の種類が、学科試験で出題される傾向にありますので、不等号を覚えておくとよいです。

銅>鋳鉄>アルミニウム>コンクリート

遠心力

なぜこの知識が問われるかというと、荷を吊ったクレーンが旋回すると、遠心力がかかるためです。

具体的な定義としては、『物体が円運動しているときは、物体には円の外に飛び出そうとする遠心力』がかかります。

覚えておくべき点は、クレーンに遠心力がかかると、旋回する前の作業半径よりも広い範囲で回るようになることです。

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