『玉掛けの資格をいかした仕事を考えているけど、年収の目安を知りたい』
『就職・転職先の仕事内容と、働く環境のイメージをつかみたい』
『どんなキャリアを描けるかイメージしてみたい』
『ブラックな求人の見抜き方も知っておきたい』
玉掛けの資格をいかした仕事は、さまざまなパターンがあり、就職・転職先に悩む人がとても多いです。
私は長年玉掛け作業をしてきて、建設業と製造業の両方でも、玉掛けの仕事をした経験があります。
そこで本記事では、実体験や国のデータをもとにして、玉掛け作業者の平均年収から就職・転職先の具体的な仕事内容を解説していきます。
さらに、玉掛の仕事についた後の具体的なキャリアアップの例についても、くわしくお伝えしていきます。
この記事を読むことで、あなたの玉掛けについての疑問が解消すると同時に、ブラックな玉掛けの求人を避ける方法もわかります。
玉掛作業者の平均年収は?
玉掛け作業者の年収は、厚生労働省の調査によると表1のとおりです。
表1 調査の概要|厚生労働省
男性 | 女性 | |
2019年 | 約438万円 | 約337万円 |
2018年 | 約410万円 | 約275万円 |
2017年 | 約409万円 | 約326万円 |
年々上昇しており、役職が上がったり仕事に熟練すると、着実にベースアップさせやすい仕事といえます。
生涯賃金については、約2億超とされており、一般的な仕事と比較して同レベルかそれ以上です。
また、正社員と非正規社員のあいだには、約1.5倍程度の賃金の差があるため、安定して稼いでいきたいなら正規の仕事を目指しましょう。
就職・転職先にはどんなとこがある?
玉掛けの資格をいかした仕事は、建設業や製造業の工場がほとんどです。
仕事内容や吊る荷の種類や重さは、会社によってさまざまです。
例えば製造業の工場では、生産設備に使う資材を運んだり、据え付けのための機器を運搬することが多いです。
建設業では、プラント系の会社ですと、パイプを運んだり設備に使うポンプなどの機器を運搬する作業が多くなります。
玉掛け作業ができるようになると、思った以上に幅広い選択肢があって、資格をとって良かったと思う人がとても多いそうですよ。
玉掛けのブラック求人を見抜く方法
残念ながら玉掛けの求人の中にも、ブラックな職場の求人が紛れ込んでいます。
とはいえ、ブラック求人を見抜く方法はとても簡単です。
ブラック求人を見抜くためには、面接で玉掛けの仕事をしている人の勤続年数を聞くとよいです。
なぜなら、玉掛けの仕事は人手不足であるため、きちんと仕事ができる人は、よりよい環境を求めてブラックな職場に残らないためです。
反対に勤続年数が長い人がいれば、腰をすえて長く働いていける職場の可能性が高いです。
勤続年数の目安は、業種によってさまざまですが、最低でも10年以上としておくとブラック求人を避けれる確率が高まります。
玉掛けの仕事の将来的なキャリアアップは?
玉掛けの仕事をはじめた後には、どんなキャリアアップがあるか知りたい人がいると思います。
あなたの適性や会社によってさまざまですが、クレーンに関する資格をとったりすることで、現場で最も重宝される人材になることが可能です。
現場を知る人として役職を上げていったり、管理職として会社全体の将来を担う人もいますね。
また、中規模の会社で年収に上限がある人は、転職してもっと稼ぐ道を進むひともいます。
加えて、限られた人になりますが、玉掛け技能講習の講師の仕事をする人も。
玉掛けの仕事をきちんとできる人は意外と少ないので、しっかりと与えられた仕事をこなしていけば、想像もしなかったチャンスが舞い込んできますよ。
まとめ
本記事では、玉掛けの仕事の年収から、資格をいかした転職先、キャリアアップの可能性まで解説しました。
玉掛けの仕事は、この先ずっと安定して稼いでいくことができて、仕事に熟練すると現場でとても重宝されます。
また、ブラックな求人を見抜くには、働いている人の勤続年数を確認すれば良いこともお伝えしました。
ブラック求人は、ハローワークや一般の転職サイトに紛れ込んでいるため、注意が必要です。
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